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秋と東洋医学
- トシ先生
- 2023年10月21日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年11月29日
長い夏がようやく終わり、
遅い紅葉が出てきましたね。
読書の秋
食欲の秋
芸術の秋
スポーツの秋
と言われます、
東洋医学では、
肺 = 秋
涼しくなったので急激に運動すると、
温度差や乾燥で肺を傷めるので気をつけましょう。
と言われているんです。
暴飲暴食、激しい運動を控え、
早寝早起き、
生活習慣を整え、
冬に備えて英気を養い、
気の巡りを整えよう、
そんな季節です。
食欲や、スポーツの秋とは対照出来ですが、
昔の人は
「適した季節だからこそ、やり過ぎないように」
と注意していたんですね。
秋の食欲と東洋医学の面白い共通点をもう一つ
秋に食欲が増すのは、
日照時間の低下からくる、
ホルモンであるセロトニンの減少を
セロトニンの材料のトリプトファンという栄養を
取ることでセロトニンを補おうとしている、
とも言われているそうです。
トリプトファンの多い食べ物は、
納豆や味噌の大豆製品や、チーズや牛乳の乳製品
米などの穀類に多く含まれています。
東洋医学では、五臓などの分類に
「五穀」と言われる、季節の穀物があります。
春=麦、夏=キビ、長夏=ヒエ、秋=稲、冬=豆
秋と冬にはトリプトファンの多い、
「稲」と「豆」を定めているんです。
昔の人はホルモンの概念は無くても、
季節で必要な物を感覚で理解していたのかもしれません。
「過ぎたるは及ばざるが如し」
運動のやり過ぎ、食べ過ぎに気をつけて養生しましょう。

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