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秋と東洋医学

長い夏がようやく終わり、


遅い紅葉が出てきましたね。


読書の秋

食欲の秋

芸術の秋

スポーツの秋


と言われます、


東洋医学では、


肺 = 秋


涼しくなったので急激に運動すると、

温度差や乾燥で肺を傷めるので気をつけましょう。


と言われているんです。


暴飲暴食、激しい運動を控え、

早寝早起き、

生活習慣を整え、

冬に備えて英気を養い、

気の巡りを整えよう、


そんな季節です。


食欲や、スポーツの秋とは対照出来ですが、


昔の人は

「適した季節だからこそ、やり過ぎないように」

と注意していたんですね。


秋の食欲と東洋医学の面白い共通点をもう一つ


秋に食欲が増すのは、


日照時間の低下からくる、


ホルモンであるセロトニンの減少を


セロトニンの材料のトリプトファンという栄養を


取ることでセロトニンを補おうとしている、


とも言われているそうです。


トリプトファンの多い食べ物は、


納豆や味噌の大豆製品や、チーズや牛乳の乳製品


米などの穀類に多く含まれています。


東洋医学では、五臓などの分類に


「五穀」と言われる、季節の穀物があります。


春=麦、夏=キビ、長夏=ヒエ、秋=稲、冬=豆


秋と冬にはトリプトファンの多い、


「稲」と「豆」を定めているんです。


昔の人はホルモンの概念は無くても、


季節で必要な物を感覚で理解していたのかもしれません。


「過ぎたるは及ばざるが如し」


運動のやり過ぎ、食べ過ぎに気をつけて養生しましょう。


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