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脾臓の虫(熱中症)にご注意を

最近暑いですね・・・

梅雨入り早々、25℃を越える夏日が連日続いて、


更に今年は猛暑の予想が言われて困りものです。


熱中症は


暑い部屋の中 熱射病


日光によって起こる 日射病


を総称して言われているもので、


家の中、外関係なく、身体に熱がこもれば起きるものです。


そんな熱中症


実は昔々から病気として存在していたのは知っていますか?


戦国時代の永禄11(1568)年に鍼立(鍼灸師)が著した東洋医学書には、


体の異常、病気は蟲(虫)が起こしていると考えられていました。


熱中症の蟲 ・・・ 脾臓の蟲


が身体に異常を蝕んでいると恐れられていました


この蟲は、


脾臓に住み、肝臓や筋肉に危害を加える


熱で真っ赤になっていて、鋭い爪が生えた手を左右に広げ

千鳥足でフラフラしている。


その手足を伸ばし、肝臓や筋肉を鷲掴みにして、


熱中症や、眩暈を引き起こす。


昔は


木香(キク科モッコウの根)

気の運行を調節する


大黄(タデ科ダイオウの根茎)

駆瘀血(血の滞りを改善)、通利(利尿、通弁)、清熱瀉火(消炎)


を処方すると虫が消滅するとされていました。


現代の治療でも


熱()がこもってるので、涼しいところで休ませ、

体液が減っていて血の流れも悪いので、

水分、電解質を補給をし、

熱を尿(利尿)で排熱(消炎)する。


今と違って冷房や経口補水液は無いですが、


行なう処方は昔から変わらないんですよね。


まだまだ夏はこれからが本番です。


脾臓の蟲を身体に入れないよう、


注意して過ごしましょうね。

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